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廣木 成治; 阿部 哲也; 村上 義夫
Review of Scientific Instruments, 65(6), p.1912 - 1917, 1994/06
被引用回数:20 パーセンタイル:82.6(Instruments & Instrumentation)核融合研究において重水素(D)中のヘリウム(He)濃度測定は、D-T反応の最適制御やD使用機器のヘリウム漏れ試験等のために必須のものとなりつつある。しかしながらDとHeの質量数の差はきわめて小さいため、通常の四極子質量分析計ではD中のHeを検出することが困難とされていた。そこで四極子質量分析計の高分解能化の研究の一環としてイオン透過率の計算を行い、マシュー線図の第II安定領域の上側頂点付近が高分解能化に最も有利であることを明らかにした。そしてこの結果をもとに実験を行い、HeとDのピーク強度比が1:10程度まで測定可能なことを実証した。
廣木 成治; 阿部 哲也; 村上 義夫; 高野 由重*; 樋口 松夫*; 三宅 雅也*
Vacuum, 44(2), p.71 - 74, 1993/00
被引用回数:2 パーセンタイル:16.19(Materials Science, Multidisciplinary)窒化珪素(SiN)製セラミック一体型四極子を用いた四極子質量分析計を開発した。4つの双曲線電極は10m厚の金属薄膜で被覆され、また、この電極の内接円の半径は4.3mm、長さは200mmとした。この四極子を用いた四極子質量分析計の評価試験を行ったところ、従来の金属製四極子を用いた場合とほぼ同等の感度と分解能を得ることができた。
廣木 成治; 阿部 哲也; 村上 義夫
Review of Scientific Instruments, 62(9), p.2121 - 2124, 1991/09
被引用回数:15 パーセンタイル:81.27(Instruments & Instrumentation)マシュー線図の第2安定領域を利用した四重極質量分析計を開発し、そのマススペクトルを従来の第1安定領域を使ったものと同一条件で比較、検討した。その結果、第2安定領域を利用した四重極質量分析計の特性として、四重極電極に加える直流+高周波電圧が高くなるため分析範囲が低質量数側に限定され、検出感度が約1桁低下するが、マススペクトルのピーク形状においてゼロレベル近傍でのピークの裾引きがほとんど見られず、従来型より高分解能となることが明らかとなった。